「ホームページを作ろう」と考えた時には、「どんな制作会社に依頼しよう」「制作料金はいくらかかるのか」といったことに目が行きがちかと思われます。
ホームページを運用するには、制作後もお金がかかるって知ってましたか?
そう、維持や管理、運用にはお金がかかります。
どのくらいの費用がかかるか、詳しく見ていきましょう!
ホームページの維持・管理・運用にかかる費用
ホームページのランニングコストと言ってもさまざまな費用があります。
費用の目的や内容によって大きく3種類に分けられます。
①ホームページに必要な維持費
ホームページが公開されている状態を維持するための最低限必要な費用です。
ドメイン費用
ドメインは「インターネット上の住所」として例えられ、URLの「https://●●●. ●●」の「●●●. ●●」の部分になります。
ドメイン取得サービス会社を通じて取得することができます。
ビジネス目的であれば、自分で好きな文字列を指定する独自ドメインを取得するのがおすすめです。
ドメイン費用はURL末尾の「.com」や「.co.jp」などの種類によって金額が変わってきます。
年間で数百円〜数千円が相場です。
サーバー費用
サーバーはホームページのデータを保管し、インターネット上に公開する役割を果たしています。
サーバーを自前で用意することも可能ですが、かなりの設備投資を伴うため、ほとんどの中小企業はレンタルサーバーを利用します。
サーバーは月額支払いのものが多く、用途や容量などによって金額が変わるため、目的に応じた料金プランを選びましょう。
格安レンタルサーバーが普及してきていることもあり、年間で数千円〜数万円が相場になります。
②ホームページに必要な管理費
セキュリティ対策などホームページを安全に保つための費用
これは、ページやコンテンツの修正などのメンテナンス費用といった品質の高いホームページを維持するための費用です。
保守管理費
保守管理費は制作会社などにホームページの管理を任せる場合に発生する費用です。
ホームページの保守管理の主な内容としては、ホームページが安定して公開されるようにサーバーの監視やメンテナンスを行ったり、セキュリティ対策を行いウィルス感染やハッキングによるデータの漏洩を防いだりします。
制作会社によって保守管理の内容は変わるため確認は必要ですが、月額で1万円~5万円が相場になります。
ページ・コンテンツ更新費
ホームページを公開した後に定期的に更新することが重要だと言われています。
最新の情報を提供し続けることで、サイトへのリピート訪問やGoogleなどの検索エンジンでの上位表示を促すことにつながるためです。
更新作業を制作会社に依頼する場合、料金体系は都度払いと月額制の大きく2つに分けられます。
都度払いの場合、1回の作業で5千円程度かかります。月額制の場合、月額4千円以上かかるケースが多いようです。
更新作業のボリュームや頻度によって費用は変わってくるため、事前に確認しておくことをおすすめします。
③ホームページに必要な運用費
ホームページを作った目的(売上アップ、求人応募数アップなど)を達成するために行う、集客や品質管理の運用といった効果を出すための費用です。
システム利用料
制作会社のオリジナルシステムや外部サービスを利用する場合にかかる費用です。
CMSや会員管理・ショッピングカートシステムなどを導入するケースが該当します。
月額で5千円〜数万円とシステムによって費用は大きく異なり、制作会社によっては保守管理費に含まれるケースもあります。
SEO対策費用
SEO対策は自社のホームページをGoogle・Yahoo!などの検索エンジンで検索結果の上位に表示させるために行う対策のことです。
検索結果からホームページを訪問してくれるユーザーは、目的を持って訪れてくれているため、成果(注文、問合せなど)につながりやすい傾向にあります。
SEO対策は自分で行えるのがベストですが、専門知識を持っていない、本業が忙しく時間がない場合は専門会社に依頼するケースが多いようです。
費用は対策内容にもよりますが、最低でも月額で5千円〜1万円程度かかります。料金体系は成果報酬型、月額固定型、一括支払い型の3種類になっています。
広告宣伝費
リスティング広告(特定のキーワードでの検索結果に掲載される広告)やSNS広告(Facebook・Twitter・Instagram・LINE上で配信する広告)などのネット広告を掲載してホームページへのアクセス数を増やすための費用です。
ネット広告はSEO対策に比べて短期で結果が出て、効果検証が行いやすい手法になります。
少額からすぐに始められるため、効果測定しながら予算を調整していくのが良いでしょう。
アクセス解析などのコンサルティング費用
アクセス解析は、ホームページの目的(注文数・問合せ数のアップなど)達成のための課題を発見するために、ホームページ訪問者のアクセス情報を記録したログデータを分析することです。
専門会社へ依頼することで、分析結果の定期的レポート、分析結果に基づく改善提案などのサービスを受けることができます。
最近ではネット上に情報が出ているので、費用をかけたくないという場合は自社で行うことも可能です。
人件費
制作会社など外部に任せず、自社でノウハウを蓄積していきたいという場合にはホームページの運営担当者を置かなければなりません。
知識やスキルを持っていない場合は、研修を受けてもらったり、専門書を購入したりといった支援が求められます。
あるいは外部から即戦力となる専門人材の採用を検討する必要もあるでしょう。
どんな事に使いたいか、どのように運営していきたいかを事前に話し合って、より良い関係性で作り上げていけば優秀な営業マン以上の力を発揮してくれるホームページになるのです。
上手にコストダウンする方法
制作だけで公開はできませんし、お金と時間をかけて制作したホームページをインターネット上に公開し続けるためには、維持費がかかりる事を知らないクライアント様が意外のも多いのです。
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